一度赤字家計に陥るとズルズルと抜け出せない…なんてことがあります。
当サイトでは、赤字家計から脱した生の体験談を集めました。
この記事では、毎月30万円赤字の60代2人暮らし赤字家計を改善した体験談を紹介します。
赤字家計を改善したい!と思った時の参考にしてみてください。
回答してくれた方の基本情報
年代と性別 | 60代男性 |
一緒に住んでいる人数 | 2人 |
家族構成 | 夫婦 |
世帯収入 | 980万円(年間の年金収入です) |
手取り | 74万円(月額手取り額) |
毎月の赤字額 | 30万円程度です。 |
2人暮らし家計が赤字であった理由
贅沢な生活による失費が大変に大きかったことだと思っています。
毎月最低でも1回は旅行に行っていましたし、その内約半分ぐらいは海外でした。
また贅沢な食事が多かったことも家計を逼迫させていたと考えています。
外食が多く、高級レストランや料亭での食事が殆どでした。
さらには私の車の趣味による失費も無視できません。
現在外車を1台と国産車を2台所有していますが、国産車1台を買い替える予定でした。
また、節電や節水には全く無頓着で、冷暖房はほぼ24時間入れっぱなしの状態なので、光熱費もバカになりませんでした。
2人暮らし赤字家計から改善しようと思ったきっかけ
赤字からの改善を試みようと思った切っ掛けは、少子高齢化による将来的な年金制度への不安からです。
現在我家の収入は、国から支給されている年金が殆ど全てす。
しかし、少子高齢化による現役世代の減少のため、年金の財源逼迫が懸念されており、将来的な年金支給額の引き下げが予測されています。
こうした社会情勢を踏まえ、赤字を改善して将来に備えておこうというのがそもそもの切っ掛けでした。
さらに、地球温暖化による環境破壊が進み、自然災害による脅威が顕在化してきつつあります。
そうした状況を踏まえ、不測の事態に備えるためにも、普段からの蓄えが大切だと思ったからです。
老後2000万問題とは
老後2000万円問題という言葉は、2019年6月に発表された「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書」 をきっかけに使われるようになりました。
これは仮に公的年金だけで老後、標準的な生活を送ろうとすると、毎月約5.5万円が不足し、65歳以降30年間生きるには約2000万円の資金が必要という内容です。
同発表によって、公的年金だけでは生活できないという不安がまたたく間に国民に広まり、SNSなどを通して情報が拡散。いつしかこの問題は「老後2000万円問題」と言われるようになっていきました。
https://www.global-link-m.com/reib/10715/
https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603/01.pdf
60代男性が赤字家計改善のために取り組んだこと
基本的には、これまでに行ってきた贅沢三昧の生活を見直したことです。
妻と相談し、先ず1つ目は、旅行は最大でも年に2回までとし、海外旅行は1回までとしました。
2つ目は、外食は高級レストランまでとし、非常に高額を要する料亭は極力利用を控えるようにしました。
3つ目は、趣味の車は外車1台を残してあとは処分し、その買い替えも2年に1回を限度と決めました。
4つ目は、暖房は原則25度に設定し、就寝時には切るようにしました。
ただし冷房に関しては、私たち夫婦は高齢でもあり、近年よく耳にする熱中症が心配です。
そこで、冷房に関しては24時間入れっぱなしはそのままでよいということにしています。
とにかく贅沢を徹底的になくして、庶民的な生活を営むことを原則としています。
60代男性が感じた赤字家計を改善するために効果的なこと
私は贅沢をしないことが一番大切だと思っています。
質素倹約を重んじて、慎ましやかな生活に徹することだと思います。
私は、庶民の生活に回帰して贅沢な生活を改めることで、目標(月間30万円の赤字を解消する)を達することが出来ています。
しかし、それでももし不十分だった場合には、さらなる改善策が必要だと思い、用意はしていました。
それは年金生活者という範疇からの逸脱です。
要するに再度現役復帰を果たし、家計に必要な財源を確保するという対策も考えていました。
60代男性が赤字家計を改善するために苦労したこと
やはりなんと言っても、長年続けてきた贅沢三枚の怠惰な生活から、庶民的なレベルに生活パターンをシフトしなくてはならなかったことです。
そのことが、この課題(月間30万円の赤字を解消する)を解決するに際しての一番大きな障壁だったと思います。
例えるならば、依存性薬物に溺れた人間が、普通の生活を取り戻すために被る葛藤と同じような苦痛が、そこにはありました。
贅沢という甘い味を覚えてしまった私は、ともするとまた以前の贅沢な生活に戻ってしまいそうでしたが、妻と2人で歯を食いしばって頑張り抜いてきました。
60代男性が考える家計改善のモチベーションの保ち方
年金が唯一の収入源である年金生活者である私にとっては、年金の削減は大変大きなストレスになります。
そのストレスが、モチベーションを維持していくための強力な力として作用してくれます。
即ち、モチベーションは自ら維持しなくても、政府のいいかげんで場当たり的な政策が存続する限りは、勝手に維持されるので心配いりません。
60代男性が考える効率的に赤字家計を改善するコツ
やはり質素倹約が一番だと思います。
質素倹約は元もかからないし、何時でも何処でも出来るからです。
赤字家計を改善するための方法としては、手軽でとてもお勧めだと思います。
ただし、人間は元々怠惰な生き物なので、欲望という邪魔者に打ち勝つだけの根性と気力が必要になります。
そのへんのところに自信があって、家計の赤字を何とか改善したいと常々考えているのであれば、是非この質素倹約を一度試してみては如何でしょうか?
赤字家計改善を目指す方へのアドバイス
もしそう考えている方がお年寄りの場合なら、先行き短い人生なので、無駄な努力はしない方がいいかと思います。
とかく行くところまでいってしまい、あとは生活保護でも受けながら余生を過ごしてはどうでしょうか。
もしそれが若い方だったら、先行きの見えない変貌著しい現代社会を、如何にクレバー(ずる賢く)に乗り切るかを考えることの方が遥かに重要だと思います。
今抱えている赤字のことなんて、考えている場合ではないんじゃないのでしょうか。
毎月30万円赤字の60代2人暮らし赤字家計を改善した体験談まとめ
・贅沢な生活や高額な飲食費が原因であった。
・将来的な年金制度への不安から、赤字を改善しようと思った。
・旅行は年2回までに、海外旅行は1回までに制限し、高級レストランや料亭は極力利用しないようにした。
・趣味の車は外車1台にし、暖房は原則25度に設定し、就寝時には切るようにした。
・赤字の改善は質素倹約が重要であると思われる。
・年金生活者にとっては年金の削減が大きなストレスとなり、モチベーションを保つことができる。
・質素倹約は手軽で効果的であり、赤字家計を改善するための方法としてお勧めである。
いかがでしたか?
毎月30万円赤字の60代2人暮らし赤字家計を改善した体験談が参考になっていれば幸いです。
当サイトでは、このほかにも様々な方のお金に関する体験談を紹介しています。
節約や貯金の参考にしてみてください!