未経験の職種に転職や就職をすることは勇気がいりますよね。
当サイトでは実際に特定の職種で働いている方の体験や経験など生の声を紹介しています。
この記事では、保育所で保育士として働く30代女性がやっている具体的な仕事を紹介します。
この職種で働いている方のお話を参考にして、転職を成功させませんか?
保育所で保育士をしている方の基本情報
年第・性別 | 30代女性 |
勤めている企業名 | 保育所 |
職種 | 保育士 |
社会人歴 | 9年 |
学歴 | 大卒 |
今の年収 | 月の手取り額:17万円 年間ボーナス:68万円(約4か月分) 年収:272万円 |
月の残業時間 | 1~5時間 |
保育所の保育士の仕事内容
就学前の子どもの生活援助と教育を行っています。
生活援助ではトイレでの排泄、着替え、食事の介助や睡眠などを行っています。
その中で一人ひとりの発達に合わせて自分で身の回りのことができるようになるよう、援助を行っています。
教育では就学後のようにテキストはありませんが、遊びや行事等の活動を通して数字や文字に触れたり自然の遊びの中から科学的なことに興味を持ったりできるよう保育しています。
また、個々の発達に合わせて体を十分に動かし、手指や全身の運動機能を高める教育もおこなっています。
子どもに対して以外では保護者に対し、家庭でも適切な保育が行われるよう助言を行ったり、必要な知識を提供したりしています。
保育所の保育士を仕事に選んだ理由
大学卒業後一度他職種で就職していましたが、妊娠出産を通し退職しました。
その際周囲に子育てについて相談できる人が居らず、地域の子育て支援センターを利用し保育士さんとのやりとりでとても助かった経験があります。
この経験から私もそのような不安を抱える保護者の力になれればと思い、この職種を選びました。
また、主人が転職・転居が続いていたため転居をしてもキャリアを継続して築いていける仕事を探していたのも選択した理由の一つです。
保育士は資格職なので地域を選ばず就職先があり、前の職場での経験も転職後活かすことができるので、この職種を選ぶ一因となりました。
保育所に勤める30代女性保育士の1日の仕事の流れ
勤務時間はシフト制なので、早番の時は7:00頃出勤。
遅番の時は9:30出勤です。
家事や子どもの支度もあるため、起床時間は家を出る2時間前にしています。
その為早番の時は4:45~5時台には起床。
遅番の時は6:00頃起床ですが、出勤までに数時間余裕があります。
出勤後は朝一で連絡事項や保護者からの連絡を確認し、計画していた活動を子どもと一緒に行います。
お昼頃に食事や着替えの援助を行い、お昼寝の寝かしつけを行います。
お昼寝中に今後の計画書や記録を作成したり、連絡帳の記入、行事の準備等事務作業を行います。
午後はおやつの介助を行い、他のクラスとともに子どもの遊び怪我のないように見守ります。
帰宅はシフトによって17時~19時頃になります。
保育所の保育士が忙しい時期
お盆明けから年末までが一番忙しい時期になります。
この間は運動会・お遊戯会など大きな行事が重なるため、休憩時間を取ることが難しい日も続きます。
また、休みの日に必要な材料を検索したり買いに行ったりと勤務時間外に仕事のことを考えたり作業をすることがあります。
担任を持っていても1人で全て行わなければならない訳ではありませんが、他の職員と分担しながらでも業務時間内に収まらないことが多くなります。
30代女性が考える保育所の保育士が向いている人の特徴
まずは体力がある人が向いています。
子どもと関わるにも体力がいりますし、女性しかいない職場が多いので力仕事もします。
ポジティブで気持ちの切り替えが上手な人も向いています。
子ども同士の喧嘩ややりとりで上手くいかないことはよくあります。
また、保護者への対応で上手く伝わらずに悩むことも多い職種です。
その様なときに抱え込んで吐き出せずにいると精神的に潰れてしまう方もいます。
自分で切り替えたり、切り替えが難しければ周りの同僚に困っていることを相談出来る人が向いています。
どの業務も1人ではできないので、人と話したり関わることが好きな人が向いていると思います。
30代女性が考える保育所の保育士にある強み
人前で話をする機会があるので、どんなにあがり症でも人前で話すことになれます。
事務作業が多く、必要最低限ではありますが業務の中で基本的なパソコン操作の方法は身につくと思います。
子どもはまだ上手く話すことができないので、相手の気持ちを汲み取って言語化する。
共感する力も身につきます。
また、保護者対応の場面で子どもに対してだけではなく、社会人としての受け答えも身につけることができます。
相手に伝わりやすい話し方、文章の書き方を見つけることが出来ると思います。
30代女性が考える保育所の保育士にある弱み
人に対する仕事の為、急な休みが難しい場合もあります。
体調等で休みを取ることはできますが、各年齢で配置人数が決まっているため、足りなくなる場合は難しい場合があります。
また、休憩時間が取れるかはその職場次第です。
現在働き方改革で徐々に休憩時間や場所の確保が進んでいますが、全施設がそうはなっていないのが現状です。
待遇面では他の職種よりどうしても給与面では劣ってしまうところも弱みだと思います。
30代女性が考える保育所の保育士で働くのに有効な資格
保育士:業務を行う上で必須の資格です。
幼稚園教諭:3歳以上児の担任をする場合は知識として必要になります。
また保育所ではなくても構いませんが、こども園・幼稚園では必須となります。
3歳未満児を担当する場合も知識として持っておくと良いと思います。
医療保育専門士:病児保育施設で必要です。
医療的ケアが必要な子どもに対する知識を得ることができます。
リトミック指導者:音楽を通して子どもの成長を促すことができます。
絵本専門士:子どもの発達に合わせて適切な絵本を選定し、遊びに活かすことができます運動保育士:子どもの発達に合わせて適切な運動遊びを提供できます。
30代女性が考える保育所の保育士で働くやりがい
一人ひとりの日々の成長を間近で見ることででき、それを支えることができることです。
また、その様子を保護者と共有し一緒に喜ぶことができます。
子どもの成長は早く、昨日できなかったことが今日できるようになったりとその瞬間に立ち会うことができます。
また、長年向き合うことで心の成長にも触れることができます。
一人ひとり違う考え方に触れることができることも魅力の一つです。
30代女性が感じる保育所の保育士で辛かったこと
自分の判断ミスで子どもが危険な状態になったり、怪我をしてしまうことが一番辛く、申し訳なくなります。
他の職員と一緒に振り返り、二度と起こさないように振り返っています。
また、行事前に仕事が重なると睡眠時間が十分に確保できなかったり身体的にも辛いのですが、追い込まれるような感覚になるので辛く感じます。
子どもや保護者との関わりで上手く伝わらないことがあると気持ち的に辛くなってしまうことがあります。
30代女性が保育所の保育士としてもらっている収入は高いか低いか
特に高くも低くもない状態だと思います。
ただ、まだ高くすることはできると思っています。
基本的な保育士や幼稚園教諭以外の資格以外にもキャリアアップ研修を受講しています。
複数受講していくことで担任業務だけでなく、リーダー・副主任・主任など役職をえることができます。
役職がつくとその分の手当も月々発生するので、その分収入を上げていくことができます。
保育所の保育士で働いていくなら持っておきたいスキル
相手の気持ちを考えて行動することです。
子どもに対してもですが、保護者に対しても同僚に対しても相手の気持ちを汲み取ることがとても大切です。
自分の考えを言葉や文章にして伝えることもとても大切です。
自分の中でビジョンができていても相手に伝わらなければ上司も評価してくれません。
自分が行ったことに対しては自分で適切に評価し、伝えていくことが大切です。
保育所で保育士として働く30代女性がやっている具体的な仕事まとめ
30代女性、保育士として保育所で働いている。
年収は272万円、月の残業時間は1~5時間。
就学前の子どもの生活援助と教育を担当。
生活援助では、食事や睡眠、トイレなどの基本的なケアを提供。
教育面では、遊びや行事を通じて学習を促進。
保護者に対しても助言や知識を提供。
仕事を選んだ理由は、自身の子育て経験とキャリア継続の可能性。
1日の仕事の流れはシフト制で、早番と遅番がある。
お盆明けから年末は特に忙しい。
体力とコミュニケーション能力が必要。
保育士に向いている人の特徴は体力があり、ポジティブであること。
保育士としての強みは、人前で話す機会が多い、事務作業もある。
保育士としての弱みは、急な休みが取りづらい、給与面で劣る。
有効な資格は保育士、幼稚園教諭、医療保育専門士など。
やりがいは、子どもの成長を直接見て支えられること。
辛かったことは、子どもが怪我をするなどの事故や、コミュニケーションの失敗。
収入は特に高くも低くもないが、キャリアアップで上げられる。
持っておきたいスキルは、相手の気持ちを汲み取る能力と自分の考えを伝える能力。
いかがでしたか?
今回は30代の女性保育士さんが仕事で大切にしていることや、どんなスキルが必要なのかを紹介しました。
保育所で保育士として働く30代女性がやっている具体的な仕事が職種選びの参考になっていれば幸いです。
当サイトでは、このほかにも様々な職種で働いている方の生の体験談を紹介しています。
是非役立ててみてください!