IT企業に入社するなら基本情報技術者試験の合格は必須と言っても過言ではありません。
プログラミングの勉強と並行して資格取得にも取り組む必要があります。
この記事では、基本情報技術者試験に合格した40代女性の体験談を紹介します。
基本情報技術者試験に合格して、より好待遇がもらえる人材になりませんか?
今回基本情報技術者試験に合格した人の情報
合格した方の年代と性別 | 40代女性 |
基本情報技術者試験を合格するために費やした勉強時間 | 500時間(約10か月) |
基本情報技術者試験に合格するために使った教材 | 専門学校の教材、市販の過去問 |
基本情報技術者試験合格にかかった費用 | テキスト代:8000円くらい 試験代:5700円×2=11400円 合計:約2万円 |
40代で基本情報技術者試験を受けようと思ったきっかけ
IT系の専門学校の在学中に、情報処理技術者試験のいずれかを受験することが必須だったからです。
その中でも資格のランクがあり、IT系の就職を考えているなら持っていることがステータスになる基本情報技術者試験を受験することを検討しました。
他にも国家資格がありますが、レベルがもっと高いものや持っていても「持っているだけ」になる資格があり、検討の結果、取得するのに一番よい資格と判断して受験しました。
教材選択の理由
在学していた専門学校から勧められた受験だったので、専門学校が提供する教材をメインに勉強していましたが、一度目の受験で失敗したことで本腰を入れて自分で教材を購入を検討した際に、やはり過去問がよいと考えていました。
そして実際に本屋さんに出向き、解説を読んでいき、なるべくわかりやすく解説が書いてあるものを選びました。
基本情報技術者試験に合格するための初期の勉強方法
午前の部、午後の部があるので、まずは知識が必要な午前の部の対策から始めました。
3文字の略称がとても多いので、それを覚えることにとても苦労しました。
例えば、教材を一度やっただけでは覚えられないし足りないと思っていたので、1冊の本を複数回繰り返して勉強しました。
その後、より新しく出版された問題集をさらに購入して、知識の吸収に努めました。
基本情報技術者試験に合格するための慣れたころの勉強方法
中期になって、午後の部の対策を始めました。
午後の部の対策は、基本的には専門学校の授業で事足りるので、補足とテスト対策(時間のかかり具合や解答の仕方への対策)をひたすら繰り返していました。
内容については、本当に授業だけで大丈夫だったので、特に力を入れて勉強するということはありませんでした。
なお、午前の部の対策も、このころも引き続き繰り返していました。
試験直前に取り組んだ基本情報技術者試験の勉強方法
試験直前は、ひたすら午前の部の対策の繰り返しでした。
私は1度受験して不合格だったのですが、自己採点では何度試しても午前の部の点数が足りなかったことがほとんどトラウマのようになっていたため2回目の受験の対策においてはほぼ午前の部の対策と言って過言はありませんでした。
あとは体調管理にも気を付けて、午後の部の対策はさらっと確認する程度でした。
基本情報技術者試験で難しいところ
やはり午前の部のITの知識について問われた問題です。
似たような3文字のアルファベットについて、正しいものを選ぶ、または正しくないものを選ぶといった問題ですが、選択肢が微妙な表現で使われているため、その言葉を正しく理解していないと最後の2択から迷って選べないという問題が多々あったことをおぼえています。
またたまに時事問題も出てくるので、そちらも難しいと思った記憶があります。
基本情報技術者試験を合格できた要因
やはり苦手意識の高かった午前の部の対策を何度も何度も繰り返し行ったことだと思います。
実際に、2回目の受験の自己採点で午前の部の点数が前回受験時より大幅に伸びていたことで合格できました。
午後の部については、1回目と2回目の点数にそれほど違いはありませんでした。
カタカナの言葉や英語が得意とはどうしても言えないので、結果として十分とは言えないけれど大量に知識を詰め込むことで、合格できたのではないかと思っています。
基本情報技術者試験に合格するメリット
就職活動時に履歴書に取得資格として書くことができたので、書類審査の時点では一歩リードできていたのではないかと思っています。
実際に、就職活動では3社受験のうち2社から内定をいただきました。
活動期間も1か月で終了したので、基本情報技術者試験の合格がとても有利になったと思っています。
また、入社後の給与の面で資格手当として毎月5000円付加されていました。
これが何よりもうれしかったです。
あとは、入社後に社内ではほとんどの人が資格取得者だったので、最低限のスタート地点には立てていたかなと思っています。
基本情報技術者試験合格が仕事で役立つと感じるところ
大きなところでいえば、資格手当として定額を毎月給与にプラスされていたことだと思います。
それ以外では正直なところ、大きく役にたっていることはないと思います。
なぜなら、資格取得のために勉強したことのほとんどが実業務では使われないですし、開発手法もプロジェクトごとに言語も使用ツールも異なっていて、都度勉強する必要があったからです。
全くムダになっているわけではないですが、試験に合格したからと言って実務で何かが変わるということはほぼないです。
IT企業に入社するなら基本情報技術者試験にいつまでに合格すべき?
基本情報技術者試験に合格するなら新卒入社前に合格するのが適切だと思います。
その理由は、資格取得が一番大きな効力を発揮するのが就職活動における履歴書への記述だからです。
入社後の実務が始まってしまうと、試験に合格しているかどうかなんて誰も気にしていません。
それにIT系のお仕事は、知識も技術も日々日進月歩です。
資格をとったからそれで終わりというわけではないのです。
だから、資格取得については就職活動時に利用できる状態にしておくことが大事だと思います。
基本情報技術者試験のモチベーションを保つコツ
特に何もしていた覚えはありません。
基本情報技術者試験は半年に1度というタイミングで行われます。
なのでモチベーションが下がるというよりいかに計画的に作業を進めるかに重きをおいて日々をすごしていました。
できないときはできなくても気にせず、できるときにしっかり勉強していました。
一緒に受験する友人と特に話し合うこともありませんでした。
効率よく基本情報技術者試験に合格するコツ
ざっくり午前の部と午後の部に分けたとき、自分が苦手なほうを重点的に進めるとよいと思います。
私は午後の部の実技については、特に苦手意識もなく、点数も問題なく取れていましたので、ただただひたすらに午前の部の対策を行っていました。
なので、自分の得意不得意をよく理解したうえで、苦手なことに時間をかけてとりくむとよいと思います。
基本情報技術者試験を受ける人へのアドバイス
基本情報技術者試験の合格率は決して高くはありません。
勉強するにもテキスト購入や受験料で出費額も決して小さな金額ではありません。
そして、取得後もそれほど大きなメリットがあるわけでもありません。
それでも資格取得は決して損にはなりません。
一度取得すれば、ずっと取得した履歴が残るのです。
自分が努力した結果なのです。
自信をもってよいことなのです。
基本情報技術者試験は国家資格ですから。
ぜひ、取得を目指してください。
基本情報技術者試験に合格した40代女性からのアドバイスまとめ
・基本情報技術者試験合格にかかった費用は約2万円
・きっかけは、IT系の専門学校の在学中に必須だったため
・教材は専門学校からの勧めと過去問の良さで選んだ
・勉強方法は午前の部を重点的に繰り返し勉強し、午後の部は補足とテスト対策を行った
・基本情報技術者試験に合格するメリットは履歴書に記載できることと資格手当がもらえること
・モチベーションを保つコツは計画的に進めること
・効率よく基本情報技術者試験に合格するコツは苦手な分野に重点を置いて勉強すること
基本情報技術者試験に合格した40代女性からのアドバイスを参考に基本情報技術者試合格を目指してみてください!
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