未経験の職種に転職や就職をすることは勇気がいりますよね。
当サイトでは実際に特定の職種で働いている方の体験や経験など生の声を紹介しています。
この記事では、日本茶卸売で販売員として働く40代男性がやっている仕事を紹介します。
この職種で働いている方のお話を参考にして、転職を成功させませんか?
日本茶卸売で販売員をしている方の基本情報
年第・性別 | 40代男性 |
勤めている企業名 | 日本茶卸売 |
職種 | 販売員 |
社会人歴 | 25年 |
学歴 | 高卒 |
今の年収 | 月の手取り額:22万円 年間ボーナス:15万円(約0,5か月分) 年収:330万円 |
月の残業時間 | 2~3時間 |
日本茶卸売の販売員の仕事内容
百貨店の食品売り場でお茶の販売をする仕事です。
客層は近隣の方が中心で比較的高齢の人が多いです。
自宅用として買って頂いたり、進物として買って頂きます。
店頭での販売以外でもギフトセンターや催事での販売もしております。
お中元やお歳暮の時期でもよく売れますが、法事のお供えや粗供養などの仏事でよく使われます。
ご来店されるお客様は、お茶について詳しく知らない方が多いので、見やすく分かりやすい説明が必要です。
のし体裁についても詳しく知らない方が多いので、いろいろな知識が必要な仕事です。
百貨店の中でいろいろな店がある中で、当店を選んで頂けるように商品の品質や品揃え、丁寧な対応などお客様が満足して買い物をして頂けるような努力が必要です。
日本茶卸売の販売員を仕事に選んだ理由
以前勤めていた会社を退職し次の仕事を探していた時に、今までの経験を活かしていける仕事だったので、この仕事を選びました。
お茶には歴史があり、奥が深いので勉強になることが多いです。
日本茶は身近でありながら、詳しくは分からないですが、就職が決まってから商品について調べていくと種類も多く奥が深いのでとても魅力を感じました。
地元の方が多く買いに来られる店なので、気に入ってもらえると何度もご来店して頂けるのでとてもやりがいを感じています。
日本茶卸売に勤める40代男性販売員の1日の仕事の流れ
百貨店の営業時間は、10時から20時までになっており、早番と遅番に別れて仕事をします。
朝は7:30に起床。
早番の時は8:30に出発し、9:30から開店に向けての準備をします。
作業としては、昨日の売上を入金、納品の片付けと陳列。
店の清掃をして10:00から開店します。
18:00に退店し19:00過ぎに帰宅します。
遅番の場合は、11:30に出勤し、20:00に閉店します。
その後レジを精算してから明日の準備をして終了。
21:30頃に帰宅します。
日本茶卸売の販売員が忙しい時期
ゴールデンウィーク、お歳暮の時期、年末年始が繁忙期です。
ゴールデンウィークは、新茶が出揃った時期で、自宅用もよく売れますが、母の日用のプレゼントとしてもよく売れます。
お歳暮の時期も忙しく、進物など高額なものが売れます。
お中元は年々少なくなってきていますが、年末のご挨拶として贈られる方は多いです。
年末は集客が多くお正月用として、通常よりワンランク上のお茶が売れます。
年明けは福袋一色で1月2日、3日はとても賑わいます。
それ以降は日常に戻ります。
40代男性が考える日本茶卸売の販売員が向いている人の特徴
お話し好きな人。
気配りができる人が向いていると思います。
販売経験があっても対応が悪かったり、愛想が悪い人はたくさんいます。
日常に使う商品を売っている仕事なので、売れたらいいというものではなく、「向いている次もこのお店で買おう」と思わせる事が重要です。
商品の味や品質も大事ですが、店員さんのキャラクターや人柄も接客業には必要です。
特に年配のお客様が多いので、細かい気配りができるととても喜ばれます。
販売経験よりも人柄というところを重要視しています。
40代男性が考える日本茶卸売の販売員にある強み
お茶は日常でもよく使われるので、商品の知識やお茶の淹れ方が分かっていると役立ちます。
自宅にお客様が来られた場合や、料理やお菓子に合うお茶も分かっていると、食事もより充実すると思います。
またお茶は健康にも良いので、お茶を飲むとどのような効果があるのかが分かっていると、風邪やインフルエンザの予防にもなります。
進物の場合ですと、のし体裁の知識も必要なので一般常識も身につきます。
日常に活かされる事が多く学べる仕事です。
40代男性が考える日本茶卸売の販売員にある弱み
お茶離れが進んでいることに不安を感じます。
昔は日常生活でお茶を飲むことが当たり前でしたが、今の時代はペットボトルのお茶が当たり前になってきています。
食事中もお茶ではなく、水を飲む人も増えてきているようで、家に急須がなかったり、お茶の淹れ方が分からないという人も多くなってきているので、お店としても今まで通りの商売をしているとどんどん取り残されるなという気持ちでいます。
お客様の変化に合わせた対応というのが益々重要になってくるのかなと思っています。
40代男性が考える日本茶卸売の販売員で働くのに有効な資格
お茶のインストラクターの資格があると有利だと思います。
お茶の淹れ方についても理解が深まりますし、お茶の歴史や、栽培方法、生産方法による味の違いも学べますので、お客様に対しても内容の説明ができると思います。
これからは「お茶の事がよく分からない」というお客様を相手に商売をするので、ただ単に商品の違いを説明するだけではなく、より丁寧に深い説明をしお茶の魅力をお伝えし、興味を持って頂く努力が必要ですのでインストラクターの資格はあった方が有利かと思います。
40代男性が考える日本茶卸売の販売員で働くやりがい
お客様にお褒めの言葉を頂くととても励みになります。
商品についても「ここのお茶が一番美味しい」とか「この前に勧めてもらったお茶が美味しかった」など商品について評価されたり、「親切に対応してくれた」という販売員に対して評価されるとこの仕事をしていて良かったと思います。
完璧にして当たり前と思われがちな仕事ですし、思い通りにいかない事がほとんどですが、時々感謝されるケースがあると次も頑張ろうと言う気になります。
40代男性が感じる日本茶卸売の販売員で辛かったこと
2011年の震災があった時に、原発事故による風評被害で大きな影響がありました。
お客様の反応を見ると明らかに避けられている。
今まで来て頂いていたお客様が、違うお店で買っていたり、「静岡茶」の看板を見た途端に顔色が変わったお客様も多かったのです。
一段落するまでに2年近くかかりましたが、その期間はとても辛かったです。
コロナで集客が一気に落ちましたが、「自分の力ではどうすることもできない」事が原因だと無力感がありとてもしんどかったです。
40代男性が日本茶卸売の販売員としてもらっている収入は高いか低いか
他の会社と比べて年収は低いです。
家族経営でやっている小さい会社なので、労働条件はかなり厳しいですが、やりたいことができるので「やりがい」という部分では、働きやすい会社ではあります。
収入を上げるには、無駄を省いて売り上げを上げていくというところをまずは改善するところから始めないといけません。
今の職場は小さい会社ですが、話し合いがほとんどない。
一気に良くなるものではないので、世間のニーズに合わせていく、お客様が満足することをするのが積み重ねからのスタートにあると思います。
日本茶卸売の販売員で働いていくなら持っておきたいスキル
個々のレベルアップも重要ですが、お店全体が「良いお店」と思われるような努力が必要です。
個人的にはインストラクターの資格を取るなどの勉強も必要です。
会社全体としては世間のニーズにあった商品を考える。
お客様の対応については、丁寧な対応やこうしたら喜んで頂けるというような対応を常に意識していく。
お店の仕事なので「売り上げ」も大事ですが、売るための努力よりもお客様に満足して頂くという部分を重要視する。
一つのことを努力するのではなく、全てにおいてのレベルアップが重要だと思います。
日本茶卸売で販売員として働く40代男性がやっている仕事まとめ
百貨店でお茶を販売している。
お中元やお歳暮の時期によく売れる。
お客様はお茶について詳しくない方が多い。
商品の品質や品揃え、丁寧な対応が重要。
以前の職場を退職して、この仕事を選んだ。
日本茶には歴史があり、奥が深い。
繁忙期はゴールデンウィーク、お歳暮の時期、年末年始。
お話し好きで気配りができる人が向いている。
お茶のインストラクターの資格が有利。
お客様からの評価が励みになる。
お店全体が「良いお店」と思われるような努力が必要。
いかがでしたか?
日本茶卸売の販売員として働く40代男性の話を聞いて、この仕事はとても奥が深いと感じました。
日本茶卸売で販売員として働く40代男性がやっている仕事が職種選びの参考になっていれば幸いです。
当サイトでは、このほかにも様々な職種で働いている方の生の体験談を紹介しています。
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