IT企業に入社して基本情報技術者試験に合格したなら次は応用技術者試験合格を目指すのが自然の流れです。
この記事では、応用情報技術者試験に1.5か月で合格した20代男性が語る合格体験談を紹介します。
応用情報技術者試験に合格して、より好待遇がもらえる人材になりませんか?
今回応用情報技術者試験に合格した人の情報
年代と性別 | 20代男性 |
勤めている企業名 | 非上場IT系企業 |
会社の規模 | 400人 |
応用情報技術者試験合格にかかった時間 | 100時間(約1.5か月) |
勉強教材 | ネットの過去問集(午前問)、紙のテキスト(午後問) |
応用情報技術者試験合格にかかった費用 | テキスト代:5,000円 |
応用情報技術者試験を受けようと思ったきっかけ
きっかけは2つあります。
1つめは、会社から合格時に奨励金五万円が支給されるためです。
資格の難易度の割には高額と考え、受験を決めました。
2つめは、基本情報処理試験に合格した直後だったからです。
会社の先輩から、基本情報処理試験の内容を忘れないうちに応用情報処理の試験を受けるとお得だとアドバイスされたからです。
実際その通りでした。
その教材を選んだきっかけ
午前問については、過去問の反復練習で十分だと考えネットの過去問をこなしました。
過去問のなかには解説が不十分な問題もありましたが、合格水準が60%であることも考慮し、解説を見ても理解できない問題は割りきって捨て問にしてました。
午後問は、完答できる大問を作りたかったので、詳しく解説のあるテキストを買って勉強しました。
勉強を始めたころ最初にしていたこと
午前問題の反復に充ててました。
理解をすると言うよりは、単純に暗記作業の繰り返しです。
問題を見たときに、極力キーワードだけで解答が分かるレベルになるまで繰り返し解きます。
この時点では過去4回分を2週程度こなして、正答率は5割くらいでした。
計算問題については、開始初期でまだ試験本番まで時間があるので、丁寧に計算をして解いてました。
午後問題は、問題文をチラ見する程度で解けませんでした。
応用情報技術者試験の勉強に慣れたころの勉強方法
慣れてきた頃にはどのような勉強をしていたか教えてください。
午前の問題をさらに強化します。
過去10回分を5週程度したかと思います。
最終的には過去問の正答率が8割程度まで到達しました。
この頃から、捨て問のような形で、解説を見ても分からない問題は諦めます。
あくまで、6割を本番で取れればいいのです。
午後問は、この頃から少しずつ解き始めます。
時間がかかって気が進まないので、得意な分野の大問だけを過去数回分解きました。
応用情報技術者試験直前の勉強方法
試験直前は、正直仕事も忙しくあまり勉強時間はとれませんでした。
午前問は、過去問の解答で間違えてしまったものたちを中心に復習しました。
午後問は、大問内の最終問題にでてくるような「n文字以内で答えよ」の解答例を音読していました。
効果があったかはわかりませんが、解答例の言い回しを頭に叩き込んでおくことで、本番で何かの時に部分点を狙えそうだと考えたからです。
応用情報技術者試験で特に難しいと感じた分野
午前問の暗記分野です。
私は大学時代理系だったこともあり、計算問題には自信がありました。
過去問を解いていても、苦にはなりませんでした。
しかし、用語の意味を問うような暗記問題については、知らない用語が出てきた時点で毎回幻滅してました。
仕方がないので「問題文中にこのキーワードが出てきたら、解答は、これ」というように、丸暗記することにしました。
この作戦はうまくハマったと思います。
応用情報技術者を基本情報技術者と比べて感じた違い
少し難しかったです。
その一番の理由は、午後問題が一部筆記となる違いがあったからです。
筆記であることにより、専用の対策をする必要があり、正直そこだけは事前勉強のコスパが悪いとおもいました。
試験の解答時間も、ごごもんだいについては本番もギリギリでした。
午前問題については、基本情報処理での知識がいきることも多く、割にあっていると感じました。
応用情報技術者試験に合格できた要因
基本情報の受験からあまり期間をあけずに受験したことだと思います。
基本情報の勉強時も、正直丸暗記だったので、それらの記憶がなくならないうちにと思い受験しました。
あとは、2度落ちても諦めずに受験したことです。
基本情報処理を受けている人ならば、諦めなければ何度か受けているうちに合格できると思います。
それから、大きな声では言えませんが、仕事中に内職したのもひとつのテクニックです。
効率よくやるのがポイントだと思います。
20代男性が感じる応用情報技術者試験に合格するメリット
私の場合は、単純に会社から奨励金五万円が出ることが優位いつにして最大のメリットでした。
奨励金だけをモチベーションに、勉強をしました。
会社の先輩がいっていたメリットのうち、私自身が共感できたものとしては、転職活動時のアピールにもなると言うことです。
正直資格の難易度の割に、世の中的には過大評価されていると個人的に感じており、そういった意味でコスパのいい資格と言えるのかもしれません。
基本情報処理に合格した人には、是非続けての受験をおすすめしたいです。
20代男性が感じる応用情報技術者試験が仕事に役立つこと
IT系企業の新卒入社2年目の秋に合格しましたが、正直、これといって役立ったことはありませんでした。
しいて言うならば、周りの先輩たちが、「君は基本情報に加えて応用情報にも合格したから、頑張っている人だ」と人間的な部分を認めてもらえるくらいです。
ただし、他の業界ではこの資格を持っていると「優秀だ」「貴重な戦力だ」と重宝されるという話も聞いたことがあります。
私の会社(IT系企業)の中では「まあ持ってるに越したことはないが、持っていたところで別に一目置かれるわけでもない」といった位置づけに思います。
応用情報技術者試験に合格すべき適切なタイミング
応用情報技術者試験に合格するなら新卒入社から3年以内に合格するのが適切だと思います。
その理由は、それ以降に試験勉強していても、なかなか勉強のモチベーションが上がらないからです。
私自身、「入社して数年の情熱のあるうちに、必要そうな資格は最低限そろえておこう」と思い、基本情報と応用情報の資格に合格しました。
現に、同僚の話を聞いても、入社4年目以降あたりからは「今更基本情報や応用情報の勉強するのは気が進まない」といった話も聞きます。
応用情報技術者試験の勉強のモチベーションを保つコツ
会社からの合格時の奨励金(5万円)が唯一のモチベーションでした。
よく、「業務に役立てるため」といって資格取得に励む方がいらっしゃいますが、個人的にその価値観は受け入れがたいです。
その理由は、資格取得の勉強時間に対して、会社からお給料をもらえるわけではないからです。
資格取得の奨励金ですらも、仮に100時間勉強して資格取得したとしたら、時給換算してしまえば、たかだか時給500円です。
とはいえ、一括で5万円もらえるのは大きいので、勉強を頑張れました。
効率よく応用情報技術者試験に合格するコツ
基本情報に合格したながれで、半年後の次の情報処理試験での応用情報合格を目指すのが一番効率的かつ合理的だと思います。
一番の理由は、応用情報の試験内容が基本情報の内容の発展的な内容が中心で、基本情報の試験時の暗記内容が活かせるからです。
時間が空けばあくほど、忘れてしまい非効率です。
ぜひ続けての受験をお勧めします。
私は基本情報の合格から、応用情報については2回不合格の後に、1年半後にようやく合格しました。
受験し続けたので、知識が頭に残っていました。
20代男性が語る応用情報技術者試験を受ける人へのアドバイス
これまでの回答で繰り返し書いていますが、基本情報の合格の流れで応用情報も半年後の次の受験機会で受験することを強く勧めます。
私は基本情報と応用情報をIT系企業入社1、2年目の時期に合格しましたが、正直午前問題に出てくる用語たちは、試験に特化したその場しのぎの暗記がほとんどでした。
私と同じように、その場しのぎの暗記が得意な方は、若いうちに丸暗記のスタイルで受験に臨むといいでしょう。
応用情報技術者試験に1.5か月で合格した20代男性が語る合格の秘訣まとめ
・勉強教材はネットの過去問集と紙のテキスト
・勉強方法は、暗記に重点を置いた反復練習で、計算問題は丁寧に解いていた
・応用情報技術者試験直前は、復習と解答例の音読に時間を割いた
・仕事に役立ったことはなかったが、他の業界では「優秀だ」「貴重な戦力だ」と重宝されるとのこと
・合格すべき適切なタイミングは、新卒入社から3年以内
・モチベーションを保つコツは、会社からの奨励金を目標にすること
・効率的な勉強方法は、基本情報処理試験に合格した後、半年以内に応用情報技術者試験に合格すること
応用情報技術者試験に1.5か月で合格した20代男性が語る合格の秘訣を参考に応用情報技術者試合格を目指してみてください!
当サイトでは、このほかにも応用情報技術者試験に合格した方の体験談を紹介しています。
併せて参考にしてみてください!
基本技術者情報の合格体験談も紹介中!