IT企業に入社して基本情報技術者試験に合格したなら次は応用技術者試験合格を目指すのが自然の流れです。
この記事では、応用情報技術者試験に１か月で合格した20代男性が語る合格の体験談を紹介します。
応用情報技術者試験に合格して、より好待遇がもらえる人材になりませんか？
今回応用情報技術者試験に合格した人の情報
| 年代と性別 | 20代男性 |
| 応用情報技術者試験合格にかかった時間 | 180時間（約１か月） |
| 勉強教材 | 応用情報技術者午後問題の重点対策 2022 |
| 応用情報技術者試験合格にかかった費用 | テキスト代：3700円 試験代：7500円 試験会場までの交通費：1500円 合計：約1万3千円 |
応用情報技術者試験を受けようと思ったきっかけ
応用情報技術者試験を受験する数ヶ月前に基本情報技術者試験に合格したので、スキルアップとして基本情報技術者試験を受験したいと思ったのがきっかけです。
基本情報技術者試験の受験を決めた当初はそれ以上の受験は予定していませんでしたが、就活のことを考えるにつれ、更なるスキルアップを目指したいと思い、他の就活生との差別化を図るため受験を決めました。
その教材を選んだきっかけ
予算的に教材費の捻出が難しく、必要最低限の教材で乗り切ることに決めていました。
従って、数万円程度かかるオンライン教材は最初から選択肢の中から排除し、可能な限り書籍にも頼りたくないところではありましたが、実際の応用情報技術者試験の過去問を見て、午前試験はともかく午後試験は独学では厳しいと思い、ネット上でかなり評判が良く、受験生の定石と噂の応用情報技術者午後問題の重点対策 を選ぶことにしました。
勉強を始めたころ最初にしていたこと
正直なところ、受験を決意してから受験日当日まであまり時間が無く、間に夏休みを挟むも、夏休みは友人と遊ぶ予定が入っていたので、今期の合格は無理だろうと半ばあきらめていました。
ただ、せめて午前試験だけでも突破したいという思いがあり、午前試験の過去問をひたすら解いていました。
過去問は、IPAがホームページ上で公表しているPDFや過去問道場、アプリ等を利用しました。
応用情報技術者試験の勉強に慣れたころの勉強方法
午前試験の過去問で70～80％程度をとれるようになってきたので、午後試験に手を付け始めました。
当初は、IPAがホームページ上で公表しているPDFや過去問道場など無償で使える教材のみに頼っていましたが、どうしても午後問題の解法が自力では分からず、応用情報技術者午後問題の重点対策 2022の購入を決めました。
応用情報技術者試験直前の勉強方法
正直なところ、この段階でも午後の選択問題の決め打ちが出来ておらず、応用情報技術者午後問題の重点対策 2022に載っている過去問題を一通り解いていました。
決め打ちが出来なかった要因は、単純にどの分野も同じように出来なかったからです。最
終的に、問題選択は当日、試験問題を見て判断することにし、可能な限り午後の過去問題を解きました。
応用情報技術者試験で特に難しいと感じた分野
午後問題の分野を問わず、全般的にです。
どの分野を解いても、ギリギリ合格基準点である60％を超えるか、超えないかのラインでした。
もちろん、午後試験は細かい配点や採点基準が分からないので、自己裁量による採点にはなりますが、到底過去問を解いた感触では、試験本番で合格基準点を超えられるとは思っていませんでした。
応用情報技術者を基本情報技術者と比べて感じた違い
午後の記述式試験が特に難しかったです。
やはり、記号では無い分ヤマ勘では絶対に正解出来ませんし、正解を導き出す根拠が必要になりますので、本質を理解していないと正解出来ない問題が多かったように感じます。
午前試験もやはり深掘りされている印象でした。
応用情報技術者試験に合格できた要因
正直なところ、勉強量的には到底合格出来るとは思っていませんでしたが、強いて挙げるとするならば、基本情報技術者試験を受験・合格してから数ヶ月という間もないタイミングで受験したことだと思います。
もちろん、基本情報技術者試験と応用情報技術者試験との間には、大きな難易度の差があると思いますが、それでも本質的な面では両者に共通する部分が大きいと考えます。
基本情報技術者試験の勉強を通して培った知識が鮮明なうちに、受験できたことが合格の要因だと思います。
20代男性が感じる応用情報技術者試験に合格するメリットや良かったことを教えてください。
学生の身分なので、正直なところ直接的なメリットは感じられていません。
ただし、インターンシップや企業説明会に参加して分かったのですが、社会人になると合格報奨金が貰える企業もあるようです。
また、企業の中には、資格手当として毎月の給与に上乗せする形で支給するところもあるようです。毎月支給されるのはとても魅力的だと感じました。
また、自治体によっては教員や警察官の採用試験において、有資格者に対し加点優遇措置を設けている場合もあるようです。
20代男性が感じる応用情報技術者試験が仕事に役立つこと
学生の身分ですので、仕事というよりも、学業という面で述べたいと思います。まず、授業に対する理解度が増進したように思います。
私は、大学で情報系を専攻していますので、講義内容と応用情報技術者試験の範囲がある程度重複しています。
当然、講義中に応用情報技術者試験で学習した内容やキーワードが多々出てくるので、理解度の増進という面では圧倒的な差を感じています。
また、計算機演習でも多少セキュリティやネットワーク分野の知見を活かせると思います。
応用情報技術者試験に合格すべき適切なタイミング
応用情報技術者試験に合格するなら新卒入社から５年以内に合格するのが適切だと思います。
その理由は、正直なところ会社に入ってからの事情は分かりませんが、先ほども述べた通り資格手当として毎月の給与に上乗せする形で支給する企業もあるようですので、なるべく早い時期に取得した方がその分、総支給額も増えるからです。
応用情報技術者試験の勉強のモチベーションを保つコツ
私の場合は、応用情報技術者試験の受験を前もって友人や家族に宣言していました。
そうなると、当然合否発表が出た暁には、友人や家族に報告しなければいけませんから、是が非でも頑張ろうという気持ちになります。
また、自分を奮い立たせる目的以外にも、やはり友人や家族が近くで応援してくれていたので、モチベーションに繋がっていたと思います。
効率よく応用情報技術者試験に合格するコツ
まずは、午前試験から忠実に仕上げることだと思います。
応用情報技術者試験は、足切り方式が採用されており、午前試験が基準点に満たない場合、問答無用で不合格になるだけでなく、午後試験の答案に至っては採点すらされませんから、まずは午前試験を少なくとも７～８割程度仕上げることが重要だと思います。
その後、可能な限り早い時期に午後試験対策にシフトすることが重要だと思います。
20代男性が語る応用情報技術者試験を受ける人へのアドバイス
とにかく、最後まで（試験当日まで）諦めないことです。極端な話、試験会場に向かう電車の中でも、点数を上げられる可能性はあると思っています。
私の場合、午前試験を受けた段階で感触が良くなかったので、あきらめて帰ろうかと思いましたが、せっかくここまで来たからという想いで、午後試験も受けてみることにしました。
ふたを開けてみると、午前試験・午後試験共にある程度余裕を持って合格していました。
そもそも、受験にすら来ない人もいます。
非常に勿体ないと思いますので、自信が無くてもとにかく受験することが大事だと思います。
応用情報技術者試験に１か月で合格した20代男性が語る合格の秘訣まとめ
・応用情報技術者試験を受けるきっかけは、基本情報技術者試験に合格した後、スキルアップしたかったため。
・教材は、応用情報技術者午後問題の重点対策 2022を選んだ。
・応用情報技術者試験で特に難しかったのは、午後問題。
・学生の身分なので、正直なところ直接的なメリットは感じられていない。
・応用情報技術者試験に合格すべき適切なタイミングは、新卒入社から5年以内。
・効率よく応用情報技術者試験に合格するコツは、午前試験から忠実に仕上げること。
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