IT企業に入社して基本情報技術者試験に合格したなら次は応用技術者試験合格を目指すのが自然の流れです。
この記事では、応用情報技術者試験に3ヶ月で合格した20代女性が語る合格の体験談を紹介します。
応用情報技術者試験に合格して、より好待遇がもらえる人材になりませんか?
今回応用情報技術者試験に合格した人の情報
年代と性別 | 20代女性 |
勤めている企業名 | 上場精密機器メーカー |
会社の規模 | 8000人、グループ連結80000人 |
応用情報技術者試験合格にかかった時間 | 70時間(約3ヶ月) |
勉強教材 | 過去問道場、Udemyの午後問解説講座、応用情報技術者合格教本、キタミ式応用情報技術者 |
応用情報技術者試験合格にかかった費用 | テキスト代: 7000円 試験代: 7500円 合計: 約14500円 |
応用情報技術者試験を受けようと思ったきっかけ
もともとは機械系の学部出身、機械系の仕事をしていたのですがソフトに興味を持ち、基本情報技術者試験に合格しました。
その後機械系な業務をこなすうちに、一時期関わっていたソフト系の業務にやりがいを見出してきたことを思い出し、ソフトのキャリアを築きたいと思うようになりました。
ですが経験がないので、応用情報技術者に合格することによって意欲と一定の知識があることをアピール出来ると思い、受検を決めました。
その教材を選んだきっかけ
過去問道場: 基本情報の受検のときにもとてもお世話になったので応用情報でも使いました。
午前問題は分野などで出題する問題を選べたり、正答率などのデータが記録されるのがとても便利ですし、スキマ時間にスマホで取り組めるのもありがたかったです。
キタミ式: こちらも基本情報で使っていたので買いました。
合格教本: ネットでおすすめされていたので買いました。
勉強を始めたころ最初にしていたこと
一番最初はキタミ式を全部読みました。
大部分が基本情報の復習だったので、そんなに時間はかからなかったと記憶しています。
キタミ式を読み終わった後は、過去問道場でひたすら午前問題を解きまくりました。
最初はテクノロジー分野で出題にしていましたが、全然答えられなかったのでもっと分野を絞り、ある程度正答率が上がったら次の分野、というふうに進めていきました。
応用情報技術者試験の勉強に慣れたころの勉強方法
過去問道場の午前問題を全範囲出題で解きました。
答えられなかった問題は解き直しを行いながら、初見の1年分をまるまる解くことも定期的に行っていました。
間違えたりわからなかった用語は、合格教本で調べて該当箇所にマーカーを引き、日付を書いた付箋を貼るようにしていました。
また、午後問題の勉強も始めました。
ネットの情報を参考にしながらどの問題を選ぶか決めるため、一通り解いてから得意分野を決めていきました。
応用情報技術者試験直前の勉強方法
試験2週間前まで1ヶ月の海外出張があり、出張中は勉強時間がほとんど取れなかったため、最後の2週間で追い込みをかけました。
午前問題は7割程度は取れるようになっていたため、午後問題をひたすら解きました。
まとまった時間が取れないこともありましたが、1年分で150分になるよう時間は測りました。
解いた後は過去問道場で回答を見ましたが、難しかった部分はUdemyで解説を聞いて、解き方のコツをつかみました。
応用情報技術者試験で特に難しいと感じた分野
全体的に難しいと感じていましたが、特に経営などの技術と関係ない分野はイメージがしにくく、暗記が多くなりがちで難しかったです。
手を動かして用語を書いたり、とにかく繰り返し問題を解くことによって地道に克服していきました。
午後問題では苦手な分野は選ばなければいいので、午前問題レベルをしっかりできるように、と意識して対策しました。
応用情報技術者を基本情報技術者と比べて感じた違い
格段に難しかったです。
午前問題はほとんど同じという人もいましたが、私は全然違うと感じました。
午後問題は記述なのでまぐれで正解するというのは厳しいですし、きちんと対策をしないと受からない試験だと感じています。
応用情報技術者試験に合格できた要因
まずな午前問題をたくさん解いたことが安定した得点率を取る要因になったと思うので、過去問道場にたくさん取り組んだことが合格の要因のひとつになったと思います。
ふたつめは、午後問題の解き方のコツを掴めたことです。
解説講座では問題文の読み方から教えてもらえて、気をつける箇所や情報の整理の仕方が分かりました。
あとは午後問題の取り組む順番を決めたことや、手をつけてみて難しいと感じた問題はやめたこと、見直しの時間を確保したことも合格につながった要因だと思っています。
20代女性が感じる応用情報技術者試験に合格するメリット
応用情報技術者試験の勉強をしたことによって、ソフト開発の経験は少ないながら、最低限のソフト開発の知識を身につけることができました。
これによって、希望していたソフト開発の部署への異動をすることができ、挑戦したかった仕事に取り組むことができました。
また、ソフト開発の部分だけでなく、ネットワークの部分などに関しても知識が得られたので、業務でそういったワードなどが出てきた際に、「あの時勉強したやつだ」と思い出すことができ、武器を手に入れられた気分です。
20代女性が感じる応用情報技術者試験が仕事に役立つこと
応用情報技術者試験に合格後、希望を出してJavaやC++でのソフト開発を行う部署に異動しました。
その場所ではオブジェクト指向設計やUMLを使っていて、応用情報技術者試験で学んだことを当たり前のように使いました。
オブジェクト指向設計は基本情報技術者試験でも出てきた言葉ではありますが、概念としてさらっとしか理解していなかったので、応用情報技術者試験の対策を通してしっかり理解できたと感じています。
もしやっていなかったらかなり苦労していたと思うので、やってよかったなと感じています。
応用情報技術者試験に合格すべき適切なタイミング
応用情報技術者試験に合格するなら新卒入社から5年以内に合格するのが適切だと思います。
応用情報技術者試験というのはソフトウェア開発に携わる人でも合格している人が少ないです。
そんな中、経験が少ない若手が合格することによって、やる気と知識があるということをしっかりアピールできると思いますし、その知識は必ず自分を助けてくれるものだと思うので、若手のうちに取れたらいいと思います。
応用情報技術者試験の勉強のモチベーションを保つコツ
もともと受検を決めた理由である、ソフトでもやっていける意欲と知識があるということを認めてもらいたい、というのももちろんありましたが、単純に応用情報技術者試験の勉強そのものが楽しかったのが1番モチベーションになりました。
もっと知りたい、理解したい、という思いで楽しみにながら対策に取り組むことができたと思います。
効率よく応用情報技術者試験に合格するコツ
まずは6,7割取れるまで午前問題に取り組んで、知識をしっかりつけるのがいいと思います。
間違えた部分は参考書でしっかり理解しましょう。
最低限の知識がないと午後問題には太刀打ちできません。
ですが、あまり午前問題だけを入念にやり過ぎると午後問題の対策の時間がなくなってしまうので、そのバランスは意識しておくべきだと思います。
20代女性が語る応用情報技術者試験を受ける人へのアドバイス
応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験と難易度が全然違います。
元のレベルにもよりますが、1ヶ月程度の勉強では到底足りません。
余裕を持った勉強計画を立てることが大事です。
1人で頑張るのが難しい場合は、仲間を見つけるのもいいと思います。
投げ出したくなることもあるかもしれませんが、勉強したことは絶対に自分の糧になります。
応用情報技術者試験に3ヶ月で合格した20代女性が語る合格のコツまとめ
・勉強教材は過去問道場、Udemyの午後問解説講座、応用情報技術者合格教本、キタミ式応用情報技術者
・勉強時間は70時間
・6,7割取れるまで午前問題に取り組み、間違えた部分は参考書で理解する
・午後問題は得意分野を決めて解いていく
・勉強のモチベーションを保つため、楽しんで取り組んだ
・応用情報技術者試験は基本情報技術者試験と違い、余裕を持った勉強計画が必要
・仲間を見つけるのもいい
応用情報技術者試験に3ヶ月で合格した20代女性が語る合格のコツを参考に応用情報技術者試合格を目指してみてください!
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