未経験の職種に転職や就職をすることは勇気がいりますよね。
当サイトでは実際に特定の職種で働いている方の体験や経験など生の声を紹介しています。
この記事では、総合病院の看護師で働く30代女性がやっている具体的な仕事を紹介します。
この職種で働いている方のお話を参考にして、転職を成功させませんか?
総合病院で看護師をしている方の基本情報
年第・性別 | 30代女性 |
勤めている企業名 | 総合病院 |
職種 | 看護師 |
社会人歴 | 10年 |
学歴 | 大学卒業 |
今の年収 | 月の手取り額:20万円 年間ボーナス:75万円(約2か月分) 年収:420万円 |
月の残業時間 | 10時間 |
総合病院の看護師の仕事内容
病棟勤務であるため、入院している患者さんを一人当たり5?6人ほど受け持ちます。
それぞれ疾患が違うため、一人一人の病状に応じた観察項目や症状の有無、程度を確認していきます。
例えば、脳外科の術後の方であれば手術した部位によって身体の障害部位が違っていたり神経症状も違うため、手足の動きや目の動き、歩行や嚥下状況の変化など細かいところまでの観察が必要であり、指定された時間毎に血圧値や症状の観察を行います。
状態が変わった人がいれば、すぐに主治医に指示を仰いで点滴や処置を行います。
患者さんの今後の方針についての家族との打ち合わせやケアマネージャーとの介護サービスの調整の打ち合わせなど退院後の生活をサポートしていく支援を日々行っています。
総合病院の看護師を仕事に選んだ理由
私が幼少期の時に祖母が認知症で入院しており、遠方であったため頻繁に面会に行くことができず数ヶ月に一回程度の面会に行っていました。
面会に行くたびにだんだん歩けなくなっていき、寝たきりになって弱っていく祖母の姿に私は幼いながらに強い衝撃を覚えました。
いつも隣に座って折り紙を一緒に折ってくれたり、笑って喋りかけてくれていた祖母が、最期は様々な管が取り付けられており悲しくなりました。
その時に、担当の看護師さんが祖母に優しく話しかけて接してくれており、丁寧な対応をしてくれたことに憧れを抱くようになり看護師になりたいと、この職種を選ぶきっかけとなりました。
総合病院に勤める30代女性看護師の1日の仕事の流れ
起床は6時頃です。
朝は渋滞が多いので通勤に1時間程度かかります。
私は幼い子どもがいることから朝9時からの時短勤務になるため、出社は8時45分頃になります。
職場についてからは午前中に受け持ち患者の情報収集、点滴伝票の確認作業後に点滴混注作業を行い、朝のミーティングに参加します。
その後はペアの看護師と一緒にお互いの患者さん約10?12名の血圧測定や検温、症状の観察、点滴投与や処置を行いに行きます。
おむつの交換や全身清拭、更衣の介助、トイレ介助も行います。
午後からは午前中と変化が見られないか血圧測定や検温、症状の観察、点滴更新などを行います。
トイレ介助や術後のガーゼ交換、家族との打ち合わせ、薬の調整など様々な業務を行います。
業務を終えて帰宅する時間は18時頃になります。
総合病院の看護師が忙しい時期
忙しい時期は特に夏と冬になります。
夏は気温が上昇することから熱中症が多いです。
夏バテによる食欲低下や脱水になることから血液がドロドロとなりやすく、血管が詰まりやすいことから脳梗塞や心筋梗塞などの塞栓症状のある疾患患者が入院することが多いです。
また、冬は寒くなるため血管が収縮してしまうことで脳梗塞や脳出血の患者が増えます。
また、雪で滑って転倒しやすいため骨折患者も多くなります。
30代女性が考える総合病院の看護師が向いている人の特徴
根気強く、向上心がある、責任感がある人が看護師に向いていると思います。
看護師は人の命を預かる仕事であるため曖昧な知識や技術で業務をすると患者さんの命を脅かすリスクが高くなります。
そのため、様々な疾患に対する知識獲得への勉強や技術獲得に向けての向上心が必要になってきます。
患者さんからの「おれは患者様だぞ!言うことを聞け!」などと理不尽なクレームやセクハラにも心が折れないような根気強さも必要となってくると思います。
30代女性が考える総合病院の看護師にある強み
自分や家族が体調を崩した時に看護師の知識があれば、簡単な疾患であれば少しは対応はできると思います。
例えば、風邪のときにどのような食べ物を摂取して栄養を摂るようにすれば良いのかや対応をすれば良いかは分かると思います。
また、怪我をした時に怪我の程度によってどのテープ保護剤を選んだ方が良いのかなどにも対応できます。
お腹の調子が悪い時は、症状によって整腸剤を選んで対処する時もあります。
私の勤務する病院では家族の方は人間ドックを割引価格で受けることもできます。
30代女性が考える総合病院の看護師にある弱み
患者さんのために看護しているのに「俺は患者様だぞ!点滴の速度を変えろ!」や「ここは病院なんだから早く治してよ!退院したいんだから!誰が病院費を払ってると思ってるの?」や「コロナだから入院費払わなくて良いらしいから、もう少しここでゆっくり泊まっていくわ。
ご飯も出てくるし、着替えもトイレも手伝ってくれて楽だからね。
」などの理不尽な訴えを聞かされることがこの職種で働く中で嫌なことだと思います。
また、体力的にも負担が多いため妊婦さんは切迫流産や早産になりやすいです。
30代女性が考える総合病院の看護師で働くのに有効な資格
国家試験での看護師資格は重要な資格になります。
さらに有効な資格となると認定看護師の資格になると思います。
認定看護師とは救急看護やがん化学療法看護、緩和ケア、感染管理、皮膚・排泄ケアなどの様々な分野に特化した知識や技術を持つ看護師のことです。
認定看護師になるためには一定期間の研修やカリキュラムをこなす必要があります。
その資格を取ると資格を取った分野のスペシャリストとして指導を行うことができたり、病棟勤務から専門家としての立場で管理者として働くことができ、給料も昇給することができるため、とても有効な資格だと思います。
30代女性が考える総合病院の看護師で働くやりがい
入院時はとても辛そうで苦しい思いをしてきた患者さんが、退院時には「お世話になりました。
」や「ありがとう。
」などと笑顔で病院を出ていく姿を見るとやりがいを感じます。
自分がしてきた看護や処置で患者さんの傷口や病気が良くなる経過を見ると、頑張ってやってきたことに対する達成感ややりがいを強く感じ、嬉しい気持ちになります。
30代女性が感じる総合病院の看護師で辛かったこと
まだ働き始めの入社3年目までは病棟が忙し過ぎて上司からの八つ当たりが強いことが辛かったです。
物を投げつけられたり、意図的に意地悪をされることも多く、仕事を辞めたくて悩んだ時期もありました。
妊娠していた時は、看護師の仕事が身体的にも精神的にも負担が大きいため、お腹が張って痛いことも多く切迫早産となり、出産まで寝たきりの生活になってしまったことを辛かったです。
30代女性が総合病院の看護師としてもらっている収入は高いか低いか
同じ職種と比較して同等な年収だと思います。
病院で働く看護師の年収としては年収が450万円以上の職場もあると聞くため、低い年収と思います。
私の職場は残業をしていてもほとんど残業代を貰えることがないため、残業代を貰えることが出来ればを年収はもう少し高くなると思います。
しかし、介護施設や訪問看護て働く看護師は同じくらいな年収だと思います。
総合病院の看護師で働いていくなら持っておきたいスキル
自分がなりたいキャリアの方向性を決めているのであれば、その分野を極めるための認定看護師の資格を取る研修やカリキュラムをこなすことがキャリアアップに繋がると思います。
認定看護師の資格ではなくても、院内や外部の看護研修に出席することや研究・論文発表などの実績を積むことで師長などの管理職になることが出来ると思います。
総合病院の看護師で働く30代女性がやっている具体的な仕事まとめ
病棟勤務で、一人当たり5-6人の患者を受け持つ。
患者の病状に応じた観察と処置を行う。
状態が変わった患者にはすぐに主治医に連絡し、点滴や処置を行う。
家族との打ち合わせやケアマネージャーとの介護サービスの調整も行う。
幼少期に祖母が認知症で入院していた経験が、看護師になるきっかけとなった。
通勤に1時間かかり、時短勤務で9時から働く。
忙しい時期は夏と冬。夏は熱中症、冬は脳梗塞や骨折患者が多い。
責任感と向上心が必要。認定看護師の資格が有効。
理不尽なクレームやセクハラにも耐えなければならない。
病院での年収は同等だが、残業代がほとんどない。
認定看護師の資格や研修に参加することで、キャリアアップが可能。
患者が退院時に笑顔でいる姿がやりがいと感じる。
入社3年目までは上司からの八つ当たりが辛かった。
いかがでしたか?
看護師さんの仕事は大変だけど、すごく大切な仕事です。
患者さんを元気にするために、毎日いろんなことをしています。
総合病院の看護師で働く30代女性がやっている具体的な仕事が職種選びの参考になっていれば幸いです。
当サイトでは、このほかにも様々な職種で働いている方の生の体験談を紹介しています。
是非役立ててみてください!