この記事は
・お客さんの思考を誘導する方法が知りたい
・お客さんに任意の商品を買わせたい
・副業で稼げるようになる心理学を知りたい!
・松竹梅の法則とはどのようなものか知りたい!
・松竹梅の法則の具体的な活かし方を知りたい!
このような悩みを持っている方におすすめです。
この記事を読むことで、松竹梅の法則の具体的な使い方を理解し、お客さんの思考を誘導するきっかけを作ることができるようになります。
松竹梅の法則ってなんですか?
松竹梅の法則を使うとお客さんの思考を誘導しやすくなります。
この記事では副業で使える松竹梅の法則を解説をしていきます。
松竹梅の法則とは、簡単に説明すると、3つの商品を提示した時に真ん中の商品(竹)を選びに行きやすいという心理学です。
松竹梅の法則を使いこなすと、3つのうちの真ん中を選びやすいという心理が働くため、お客さんに購入してもらいたい商品に誘導することができます。
この記事を最後まで読んで松竹梅の法則を理解していただき、お客さんの思考を誘導する術を身に付けませんか?
ペラノートでは松竹梅の法則ような副業や本業に役立つ情報を日々配信しています。
より役立つ心理学的なアプローチを知りたければ以下の記事を参考にしてみて下さい!
松竹梅の法則とは?
改めて、松竹梅の法則とは何かを確認していきます。
このような3つの価格・品質からなる商品の選択肢がある場合,消費者は,真ん中のランクを選択すると言われている。商品選択という消費者の経済行為を,消費者の心理的側面から論じる行動経済学においては,損失回避,極端性回避において説明されている。
https://www.j-mac.or.jp/oral/fdwn.php?os_id=46
松竹梅の法則とは、三種類のものを比較したときに、
その中で最も優れたものを「松」
次に優れたものを「竹」
最も劣ったものを「梅」
と呼ぶ、という慣用句です。
この慣用句は、一般的に「松の香りは最高で、竹の香りもよく、梅の香りは最低」という意味で使われますが、他の物事についても同様に使われることがあります。
ビジネスにおいての松竹梅の法則とは、お客さんに3つの商品を提示した時に真ん中の商品(竹)を選びやすいという心理的要因です。
人は極端な選択を回避しようとする傾向があり、1番高いものや1番安いものを選びにくいと感じます。
この心理を利用して、レストランのメニューや商品の価格設定などが行われることがあります。
ちなみに、松竹梅と分けた場合に商品が売れる割合は「松=2、竹=5、梅=3」程度だと言われています。※諸説あります
松竹梅の法則を使いこなすことができれば、お客さんの心理を掴み購入してもらう商品を誘導することができます。
松竹梅の法則が使われている理由
松竹梅の法則が商売において使われている理由は主に2つあります。
お客さんの心理を誘導できるから
松竹梅の法則は、売りたい商品を消費者に購入させるための誘導戦略として効果的です。
2つの選択肢しかない場合、価格が判断基準となり、安い方が選ばれやすくなります。
しかし、3つの選択肢がある場合、価格以外にも質や付加価値を比較する要素が加わるため、お客さんは中間の商品を選びやすくなります。
松竹梅の法則は、お客さんの損をしたくないという心理を上手に利用して、商品の購入率を向上させる戦略と言えます。
利益率アップが期待できるから
松竹梅の法則を活用することで、利益率が上がり、売上を増やす効果が期待できます。
なぜなら、お客さんは3つの商品を比較し、付加価値を判断することができるためです。
3つの商品がある場合、お客さんは1番高い「松」の商品を基準として上限価格を設定します。
そのため、「竹」や「梅」の価格を高く設定しても、お客さんは「松」と比較したときに高さを感じにくくなります。
売り手側は「竹」の商品を売りたいと考えていた場合、その心理を逆手にとって、「竹」の商品を選ばせやすくなります。
また、本来「梅」を検討していた人にも、「竹」や「松」の選択肢があることで、真ん中の「竹」を購入してもらえる可能性が高まります。
このように松竹梅の法則を活用することで、3つのプランを提示してあげることで、単価を上げることができ、売上を増やすことができる可能性を秘めています。
そのため色々な場面で使われているのです。
松竹梅の法則が使われている事例
松竹梅の法則は世の中的によく使われています。
では実際にどこでよく使われているのか見ていきましょう。
ファーストフード店
ファーストフード店でよく見かけるのはS・M・Lサイズで分けられたドリンクです。
無難にMサイズを選んだり、Mサイズがお得だ!と思ってつい買ってしまうのではないでしょうか?
これにも松竹梅の法則の法則が使われているといえます。
焼き肉店(食べ放題のお店)
私が一番よく目にするのは、食べ放題のお店に行った時です。
・プレミアムコース 150品目 4000円
・普通コース 120品目 3000円
・低価格コース 100品目 2500円
といった具合に3つのコースに分かれていて、商品内容と価格が違うといったようなものを目にしたことはありませんか?
この場合たいてい真ん中のコースを選んでしまうのではないでしょうか?
これも松竹梅の法則です。
このように3択を迫ってくるサービスは松竹梅の法則を意識しているのです。
松竹梅の法則を副業で使う具体例
では実際に副業で松竹梅の法則を活かすにはどうすればいいのか。
私なりに考える松竹梅の法則の使い方について解説していきます。
松竹梅の法則の真価は顧客心理を誘導することにあります。
一番高い商品(松)は手を出せない。
けど真ん中の商品(竹)になら手を出せるといった具合にするといいでしょう。
そして、真ん中の商品(竹)と最下位の商品(梅)との差を少し出せばより良いサービスが得られると思わせることが重要です。
具体例に落とし込んでみましょう。
例えばコンサルのプランを提案した時に
松=50万 フルサポート
竹=30万 85%サポート
梅=25万 60%サポート
といった具合に値段と商品レベルを整理します。
初めて値段を見たお客さんは松の値段にしり込みすると思います。
そのあと一番安いプランを確認すると、サポートは減るが値段は比較的お手頃で悩ましいとお客さんは感じるでしょう。
真ん中のプランを見ると、ほぼ松と同等のサービスを得られるとお客さんは感じてくれます。
このような商品を3つ提示した時、真ん中の商品がお得なように見せかけることで、お客さんに真ん中の商品を購入するように思考を誘導することができます。
真ん中をお得に見せてお客さんの心理を誘導するテクニックだと松竹梅の法則を使う時には覚えておきましょう。
松竹梅の法則の疑問:偶数じゃダメ?
松竹梅の法則を使っていると疑問に思うのが必ず3つじゃなきゃいけないのか?ということだと思います。
結論から言うと、選択肢が2つでも4つ以上でも不正解ではありません。
商品の利益率を上げる目的に基づいて判断する必要があります。
もし選択肢が2つの場合、高額な商品は敬遠され単純に価格を比較して安い方を選ばれやすくなります。
そのため、高額な商品を売りたい場合にはこの方法は適切ではありません。
一方で、選択肢が4つ以上ある場合、お客さんは選択すること自体を避ける傾向があります。
人間は本能的に選択に頭を使うことを嫌います。
これを「選択回避の法則」と呼びます。
選択肢が多すぎると逆に何も買わないという選択肢が選ばれてしまう可能性が高くなります。
これにより、売上が減少する結果になることもあります。
以上のように、「松竹梅の法則」は、「買うか買わないか?」の選択を3つにすることで、顧客の焦点を「どれを選ぼうか?」に切り替え、効果的なテクニックと言えます。
難しいことを抜きにして、3つくらいがちょうどいいんだな~くらいの認識でいいと思います。
松竹梅の法則に近い心理学的考え
松竹梅の法則はお客さんの心理誘導と捉えた時に、以下の考え方と組み合わせることで更に効果を発揮する場合があります。
アンカリング効果
アンカリング効果とは、先に提示された情報(アンカー)に影響を受け、その後の判断が最初の情報に偏ってしまう現象のことです。
松竹梅の法則のように3つのプランを同時に見せることで、お客さんにアンカーとして植え付けることができます。
フレーミング効果
フレーミング効果とは、情報を提示する際に、その情報の枠組み(フレーム)によってお客さんの判断や決定が影響を受ける現象のことを指します。
松竹梅の法則は3択を迫るフレームと捉えることができます。
決定回避の法則
決定回避の法則とは、人が複数の選択肢がある場合、決定を先送りして、決定を避けようとする傾向があるという現象です。
松竹梅の法則を使うことで、決定回避をしたがることを避けることができます。
松竹梅の法則の具体的な使い方まとめ
いかがでしたか?
松竹梅の法則を極めれば真ん中の商品を思い通りに売ることができるようになります。
そうすれば、今以上に売れ上げがUPすることでしょう!
ぜひこの松竹梅の法則を上手く取り入れてみてください!
おすすめの心理学記事を以下にまとめました。
集客に使える心理学
売上確率を高める心理学
マーケティングの基礎として知るべき考え方